収穫量や品質の向上のために、新しい技術や方法を導入することは、農業に関わる方なら誰もが実践していることだと思います。
ただ、自身の経験の中で得た気づきや反省、また知識の収穫は、自分の農園だけでなく、地域の農家全体で共有していくことが今後の農業の発展にとって重要だと感じています。
共有することの重要性
新しい発見があった時、それが個人や一部の農家だけに留まってしまっては、地域全体の発展にはつながりません。
同じ地域の農家同士で情報を共有すること、そして疑問や課題をシェアしたりと様々な交流も重要です。
共有することで、他農家の農園で実践されている技術や方法を学ぶことが可能になり、新たなアイデアや発想を得ることもできます。
農業に関わる他業種の方との交流
私自身、就農時にたくさんの農業者や業者の方から多くのことを勉強させていただきました。
問題にぶつかった時、情報収集の大切さを痛感し、反対に自分が知り得た情報はオープンに伝えていくことを心がけています。
私の住む山梨県南アルプス市では、農業者に関わる業者の方をお招きし、定期的に勉強会を開催しています。
業者の方は、私たち農業者が知らないような新しい技術や情報を持っていることが多いです。
農業者と業者とのコミュニケーションを深めることで、日々の業務においてもプラスに働き、より信頼関係のある取引へと発展します。
農業者同志だけでなく、農業者と関わる他業種の方との交流を密にしていくことで、山梨県全体で効率的な農業が行われるようになり、山梨県全体の農業発展に向けて今後も続けていきたいと思っています。