販売方法も最初は手探りで始めたので何が正解か分からず、ブドウを入れる箱も周りと同じ市販のものを使っていました。箱を少し良いものを使うようにしたら、周りも変えていく動きがありました。それがきっかけで、「やり方に正解はなく自分の中で作り上げていけばいい」と思うようになりました。
ジュエリー業界が長かったこともあり、箱を開ける瞬間まで想像し、ラッピングをすることも多くありました。なので、自分がこだわって育てたブドウが届いた時、「箱を開ける、その瞬間までワクワクして欲しい」と思い、贈呈用の箱のデザインを始めました。
その際に作成したロゴも載せることで、より自分らしさを表現することができました。せっかく作ったロゴなので、それだけでは勿体ないと思い、それをTシャツやズボン等の作業着として作成しております。普段作業をする際はいつも着ていますが、単なるブドウの栽培だけで終わりではなく、届いた方が食べる瞬間までをもデザインすることを心掛けています。
ブドウ作りの際は一房一房を綺麗に見せるように全体的なバランスを見て、栽培を行っています。そのブドウが届いて箱を開けた瞬間の美しさを感じて「OGINO VINEYARDのブドウを選んで良かった」と思っていただけるよう、今後も自分なりの、自己表現を模索していきたいと感じております。