荻野さんのこれまで響いた教え

講習会での学び

ロケット剪定の講習会は1年に1回開催されています。今でも継続的に参加していますが、最初は手探り状態だったので、ロケット剪定の技術のある方の講習会に参加するという選択を選びました。

 

現代の技術継承

今までの技術継承では親から子に伝える際に「技術は見て覚えろ」ということが多く、悩まれてる若い方が多くいらっしゃいます。技術継承するためには、より具体的に説明してもらい、その技術を理解する必要があります。そのため、先ずは噛み砕いて説明してくれる講習会に参加し、剪定技術を学びました。

そこではロケット剪定のマニュアルを作られた方からの指導を受けられ、どこの枝を切るべきか、より具体的に説明していただきました。同じブドウの栽培といっても、どの場所で作るのか、その土地土地の特徴があります。講習会で教わった栽培方法と同じようにやってみても、自分の畑では上手く栽培が出来ないこともあります。例えば、同じ山梨県だとしてもその土地の地力や、気候によっても剪定が異なります。

 

答えは自分の畑の中に

講習会は色々な地域の方がいらっしゃるので、広く当てはまる説明をしてもらいますが、「結論を出すのは自分の畑でしかできない」と教わりました。

教わったとおりにやってはみたけど、出来るかできないか、土地柄によって技術も異なります。「答えは自分の畑にしかない」その言葉の意味を自分でやってみて初めて理解できました。理解したことを自分でやってみて、答え合わせは自分でやってみる、ブドウ栽培の奥深さを感じ、今でも剪定技術を磨く根源となっています。