入口を広く
技術継承の内容ともかぶりますが、「技術は見て覚えろ」と入口が分からなくてつまずいてしまったり、それが原因で就農したけど辞めてしまう方も多くいらっしゃると思います。
それを出来る範囲で解決したい想いがあり、自分が知識や技術を身につけた際も周りの方が協力してくださり、ここまで成長することができました。。個人の農家だと相手にして貰えなかったことも、私を通じて地元の農家さんに話をする機会があれば、業者さんに対しても話が通りやすかったりということもあります。
1人で悩んでいる方が、10人集まれば正解か分からないけれど、10通りのやり方が集まるので、その中から答えを探せるし、自分がそのハブになれればいいなと思い、それに関わる活動をしています。
もっと自由に
今までの農家のイメージや人と違っている表現方法かもしれませんが、それを見て若い方が少しでも「農業って良いな」と思ってもらえると嬉しいです。答えは一つではないし、その答えに導くためにはいくつかある中で、その方自身が選んでいけばいい、農業はもっと自由でいいんだと思います。「こうでなければならない」ということがより若い方にとっての機会を奪ってしまうことがあります。なので若い方にとっての手助けが少しでも出来ればと思っています。
情報共有の大切さ
自分が得た情報が他の方にとっても役立つのであれば、情報提供することを心掛けています。情報を持っているだけではその技術が継承されないし、ブドウ栽培が止まってしまいます。偽善的に聞こえるかもしれませんが、ブドウ作りに関わる全ての方にとって、より良い方法を今後も模索していきたいですね。